春の訪れとともに、東京都内は美しい梅の花で彩られます。
今回の冒険では、都内の三つの隠れた名所、湯島天神、小石川後楽園、亀戸天神を訪れ、
その美しき梅の花に魅了されましょう。
日本の歴史と文化が息づくこれらの場所では、梅の香りと風情が心を癒してくれます。
湯島天神
歴史
東京都文京区にある神社で、平安時代末期の1087年に創建されました。
学問の神様である菅原道真(すがわらのみちざね)を祀っています。
道真の霊を祀るための神社として、多くの学生や文人が参拝し、
学業成就を祈る場として人気を集めました。
梅の名所として知られる梅園があります。
毎年、梅の花見イベントが開催され、多くの観光客が訪れます。
アクセス
電車
東京メトロ ①湯島駅 (千代田線) 3番出口 徒歩2分
東京メトロ ②上野広小路駅(銀座線) 徒歩5分
東京メトロ ③本郷3丁目駅(丸の内線) 徒歩10分
JR ④御 徒 町 駅(山手線・京浜東北線) 徒歩8分
都営地下鉄 ⑤上野御徒町駅(大江戸線)A4出口 徒歩5分
車
首都高速 環状線「神田橋」より約2.0km
首都高速 上野線「上野」より約1.4km
※上野線には千葉方面(6・7・9号線)からは乗り入れ出来ません
白山通り「春日町」交差点より約1.3km
靖国通り「小川町」交差点より約1.5km
タイムズ湯島天神第1・・・(一階:普通車13台・大型バス1台、地階:普通12台)
タイムズ湯島天神第2・・・(普通車8台)
料金 20分 220円(08:00~24:00)
60分 110円(24:00~08:00)
特定日料金 年末年始期間
30分 500円(08:00~24:00)
30分 100円(24:00~08:00)
(最大料金設定はありません)
営業時間
・開門時間 午前6時~午後8時
・お守り御神札絵馬等の授与時間 午前9時~午後7時迄
・ご祈祷受付時間 午前9時~午後4時半迄
・御神札等のお名前入れ(墨書き)は午後5時半迄
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小石川後楽園
歴史
東京都文京区にある日本庭園で、江戸時代に築かれた歴史的な庭園です。
1633年に江戸幕府の大名である岡山藩主であった池田光政によって築庭が始まります。
彼は、この庭園を自らの隠居先とするため、小石川に広大な敷地を取得し、後楽園を造成しました。
二代目藩主の池田綱政は、後楽園を拡張・改築し、遊行山と呼ばれる人工の丘を作り上げました。
また、庭園内には茶室や書院、石灯籠、橋などが設けられ、雅な雰囲気が漂う庭園となりました。
幕末から明治時代にかけて、小石川後楽園は岡山藩から離れ、一時は個人の所有となりました。
その後、政府の管轄下に入り、皇族や要人の別荘地として使われました。
しかし、昭和時代初期には庭園の一部が東京市(現在の東京都)に寄贈され、一般公開されるようになりました。
第二次世界大戦中には一部が戦災で被害を受けましたが、戦後には復興が進められ、
庭園は再び整備・公開されました。現在でも、後楽園はその歴史的な価値や美しさから、
多くの人々に親しまれています。
都内でも屈指の日本庭園として知られ、四季折々の美しい風景や歴史的な建造物が訪れる人々を楽しませています。
アクセス
電車
東門
JR総武線「水道橋」(JB17)西口から徒歩5分
JR総武線「飯田橋」(JB16)東口から徒歩8分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」(M22 / N11)2番出口から徒歩6分
都営三田線「水道橋」(I11)A2出口から徒歩8分
西門
※涵徳亭ご利用の方は西門からご入園ください。
都営大江戸線「飯田橋」(E06)C3出口から徒歩3分
JR総武線「飯田橋」(JB16)東口から徒歩8分
JR総武線「水道橋」(JB17)西口から徒歩8分
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」(T06 / Y13 / N10)A1・A3出口から徒歩8分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」(M22 / N11)1番出口・2番出口より徒歩8分
営業時間
午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
料金
入園料
一般 300円
65歳以上 150円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
【20名以上の団体】
一般 240円
65歳以上 120円
※身体障害者手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付添の方は無料
※無料公開日 みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
【年間パスポート】
一般 1,200円
65歳以上 600円
【9庭園共通年間パスポート】
一般 4,000円
65歳以上 2,000円
【ぐるっとパス】
2,500円
決済方法
電子マネー決済 交通系電子マネー, iD, 楽天Edy
クレジット決済 VISA, MASTER, 銀聯
QRコード決済 PayPay, LINE Pay, Alipay, WeChatPay
現金
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亀戸天神
歴史
東京都江東区にある神社で、主に商売繁盛や学問成就を祈るために参拝されることで知られています。
寛永7年(1630年)に松平信綱(後の徳川家康の孫)によって創建されました。
祭神は菅原道真(すがわらのみちざね)で、学問の神様として崇拝されています。
信綱は道真を尊敬し、商売繁盛と学問の成功を祈願して亀戸天神を建立しました。
商売繁盛の神社としても知られており、特に江戸時代には江戸中期から後期にかけて、
周辺の商人や商家によって崇敬され、繁栄を祈るために多くの参拝者が訪れました。
江戸時代から現代にかけて、度々改築や修復が行われています。
明治時代には神仏分離の影響を受け、神社として独立しました。
戦時中には戦災を受けたものの、その後も再建が進められ、
現在も多くの信仰者や観光客に親しまれています。
毎年1月の初詣や5月の例大祭など、様々な祭りや行事が催されています。
これらの行事は地域住民や観光客に親しまれ、賑やかな雰囲気が漂います。
アクセス
電車
JR総武線「亀戸」北口から徒歩15分
JR総武線/地下鉄半蔵門線「錦糸町」(JB17)北口から徒歩15分
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寄り道
小石川神社
歴史
東京都文京区にある神社で、江戸時代初期の創建とされています。
慶長5年(1600年)に徳川家康の家臣である井伊直孝によって創建されました。
祭神は主に石の神である事代主神(ことしろぬしのかみ)や
石の女神である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)などが祀られています。
樹齢400年以上の大楠(おおくす)があり、これは国の天然記念物に指定されています。
また、社殿や拝殿も江戸時代のものではなく、文政7年(1824年)に再建されたものですが、
歴史を感じさせる風格があります。
創建当初、小石川神社は井伊直孝の屋敷内にあり、
直孝の家族や家臣が参拝する神社として利用されました。
江戸時代中期には、井伊家の家神として地域の信仰を受け、
その後も参勤交代などで多くの武士たちが訪れました。
第二次世界大戦中には戦災を受け、社殿などが焼失しましたが、戦後に再建されました。
現在の社殿はその後の修理や改築を経ています。
アクセス
電車
東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅」徒歩4分(4B番出口)
東京メトロ南北線「後楽園駅」徒歩5分(4B番出口)
都営地下鉄三田線「春日駅」徒歩5分(A3出口)
都営地下鉄大江戸線「春日駅」徒歩5分(6番出口)
バス
都バス「富坂上」バス停徒歩1分
東京天然温泉 古代の湯
まとめ
東京の早春を彩る梅の花は、訪れる人々に穏やかな喜びをもたらす季節の使者です。
湯島天神の荘厳な境内では、精緻な彫刻が施された神殿に囲まれた梅が、
訪れる人々に春の訪れを告げています。
後楽園に足を踏み入れると、江戸の面影を残す風景の中で、しだれ梅が風に揺れ、
幽玄の世界を作り出しているのを感じられるでしょう。
そして亀戸天神の赤い橋を背景に、梅の花が水面に映る姿は、
都会の喧騒を忘れさせてくれます。
これらの名所を巡ることで、東京にも古き良き日本の情緒が今も息づいていることを実感できるでしょう。
春の兆しを求めて、都内の梅名所めぐりは訪れる価値のある体験です。